欧州で極右が台頭/どう対抗したらいいのか

 欧州では近年、極右が勢いを増しているといわれます。政治の右傾化が進む日本も他人事ではありません。労組を含め、民主主義を守ろうと訴える欧州の勢力はどう取り組んでいるのでしょうか。

2024年欧州議会選挙で極右が大躍進

 あらためて欧州議会選挙の推移(2019年→2024年)を振り返ってみましょう(表参照)。
 ざっくりいうと、中道左派、中道リベラル、環境政党の会派が大きく後退(336→266)して、新たな二つの極右会派が大躍進(109)。右派勢力(260→282)と左派(41→46)は増加という結果になりました。
 各国の国内政治をみても、極右の伸長が目立ちます。ドイツでは、「ドイツのための選択肢(AfD)」が25年総選挙で第2党に躍進。フランス国民議会ではルペン党首の「国民連合(RN)」が24年総選挙で第一党になりました。欧州連合を脱退したイギリスは現在労働党政権ですが、昨年5月1日の地方選挙では、極右の「リフォームUK」が、選挙のあった自治体の議員定数1641のうち677を獲得(43%)する事態となりました。イタリアでは、総選挙で勝利した右派の「イタリアの同胞(FdI)」が22年に政権を奪取し、メローニ党首が首相を務めています。
 他の国でも、連立政権に極右勢力が参加して影響力を高めるなど、右傾化の傾向が強まっているのが大きな特徴です。

(※記事の続きは、「機関紙と宣伝」3月号をご覧ください。)